海外研修報告

材料科学国際研修Ⅰ

工学研究科知能デバイス材料学専攻 山口さん

2020年2月に、ドイツのダルムシュタット工科大学とアーヘン工科大学を訪問しました。当初、「材料科学特別研修Ⅰ」として参加予定であった3月にオーストリアで開催されたセミナーに参加できなかったので、ドイツへの訪問について報告します。

ダルムシュタット工科大学では、Andreas Klein教授の研究室に訪れました。研究室ゼミに参加させていただき、訪問先研究室の研究内容について知ることができました。また、自身の研究プレゼンも行い、コラボレーションするならばどのようなことができるか、議論することができました。ゼミ後には、ラボツアーをしていただいて、研究設備や実験室の雰囲気を見ました。

別日には、材料系の他の研究室も見学しました。特に印象に残ったのは、スマートな実験設備です。試料作製から解析・評価まで一連の実験が効率よく高い精度で行えるような整った設備に感動しました。

空き時間にダルムシュタットの町の散策もしました。大都市ではないけれど、落ち着いた町で、仙台に少し似て学生が過ごしやすそうだと感じました。スーパーマーケットやショッピングセンターで物価を知れ、今までは漠然としていた「留学」が、現実的なものに感じられました。自身の博士後期課程の研究計画を考える上でも、博士前期課程修了のタイミングで訪問できたことはとても有意義であったと感じます。

アーヘン工科大学では、Manfred教授とRoger教授の研究室を訪問し、ラボツアーとキャンパスツアーをしていただきました。徒歩では周りきれないキャンパスの広さに驚きました。また、街全体のカーニバルの初日が訪問日だったため、大学も街も仮装した人が多くいて、とても楽しい雰囲気でした。

海外の研究室に訪問するのは初めてだったので緊張していましたが、訪問先の方々が温かく受け入れてくださり、質問や会話をしやすかったため、有意義な訪問になりました。また、参加できなかった3月開催のセミナーの準備も含めて、空港でのチェックイン、国際送金、海外での電車やバス移動の経験は、次の留学に役に立ていきたいです。


ダルムシュタット工科大学材料系の建物


アーヘン中央駅


アーヘン工科大学の先生と学生たち

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